無限分裂 プラナビット

「身を切る覚悟で悪を為す」

とある廃研究所の医療廃棄物置き場に放置されていた、「Plana B-002」とラベリングされた一欠片の細胞。それを結社施設にて培養したところ、急速な細胞分裂の末に意思あるヒト型生命体に成長した。
しばらく研究対象にされていたが、実験の最中に垣間見せる柔軟な受け答えにインスピレーションの兆しを感じた『Dr.』ダルモアの案により、研究助手「プラナビット」として結社に雇用されることとなった。現在はDr.ダルモアの助手、怪人開発部の雑用係、あるいは実験動物として働いている。

特徴はプラナリアの如き強靭な再生力。生きた細胞さえ残っていればどんな負傷でも再生可能。傷の形によっては枝分かれして再生することもある。
また、指など身体の一部を切り離すことで自身と瓜二つの分裂体を生み出せる。実験用人間が不足したときは、プラナビット分裂体が代用品として便利だと開発部で評判である。
分裂の代償として、身体を切り離すと記憶も切り離してしまう。例えば肉体の1%を切り離すと、99%の記憶を持つ個体と1%の記憶を持つ個体に分かれる。この体質ゆえ、プラナビットは実験が多い時期ほど忘れっぽい。

プラナビットが覚えている結社加入以前の記憶は「無価値として捨てられたこと」のみ。故に己の価値を示すため、文字通り「身を切る覚悟」で結社に尽くす。

種族:人造生命体 / 体長:1.63m / 性別:両性または無性

役職:怪人開発部 助手 兼 実験動物 / ナカノヒト:プラナリア_Planaria