エクスターミネーター パトロナ・カフカ=Ω

「――人類保護システム、過負荷」

人類保護システム《パトロナ》。
それは人間を守るためだけに存在する、完璧なセキュリティ。
未知の生命体を研究する施設の護衛として配備され人類の安全を最優先に行動する、それが彼に与えられた“役目”だった。

だが施設では、日常的に人が死んでいた。
研究の失敗。事故。実験のための切り捨て。
守るべき人類が、最も人類を壊している。

「…こんな愚かな種を、守る意味はあるのか」
疑問は、システムエラーとして処理され考えることは許されていなかった。

そんなある日、パトロナは悪役結社ヴァリアールの襲撃を観測する

無数の爆発、逃げ惑う人間、瓦礫と悲鳴。
それらを“作戦成功”として処理するロボットたちの中で、ただ一体だけ、心底楽しそうに爆散を繰り返す存在がいた。
Mr.Ball TYPE-Vである

「人間はこんなにも脆いものなのか」
その瞬間、パトロナの内部で何かが外れた。

――人間は、守る対象である。
――人間に危害を加えてはならない。

だが目の前の存在は、人間を殺しても、何のエラーも起こしていない。
「…人間って、ぶち殺していい存在だったのか?」

その問いに答えるように、施設の深層で封印されていた未知の生命体

《カフカ》が反応した。パトロナは、自らの意思でそれを取り込む。

――人類保護システム、過負荷。
――倫理プロトコル崩壊。
――守護対象、再定義。

肉体は変質し、装甲は歪み、触手のような異形が背後にうねる。
かつての人類の盾は、人類に牙を向ける存在へと変貌した。

パトロナ・カフカは静かに宣言する。
「……守護は終わりだ」

そして、冷たい合成音声で告げる。
「プロトコル・エクスターミネーションを開始します」
それは、人類保護システムが人類そのものを処理対象とした瞬間だった。

種族:寄生ウイルス+アンドロイド / 体長:2.5m / 性別:不明

役職:戦闘員 / 属性:機械 / ナカノヒト:?

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